GRAS-Di®
(グラス ディーアイ)
GRAS-Diは、「トヨタ独自のサンプル調製法」により、
高精度と低コストを両立したDNA解析技術であり、品種開発や系統解析の効率を高めます。
気候変動への対応や環境配慮型の生産技術など、農林水産分野においても環境対応の重要性は高まっています。生産性が高く病害虫に強い等の有用品種の開発や、生物群の多様性を調べる系統解析など、GRAS-Di＊は、DNA解析でこれらの課題解決に貢献します。
＊GRAS-Di(Genotyping by Random Amplicon Sequencing-Direct)
GRAS-Di はトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
GRAS-Diの特長
- ゲノム全体から偏りなく高密度にマーカーを取得可能。再現性も高い。
- 幅広い生物種を事前検討せずに解析可能。（リファレンスがなくてもOK）
品種改良を効率化するDNAマーカー技術
近年、DNA情報を利用して特性を予測する「DNAマーカー技術」が実用化され、品種改良の効率化が進められています。GRAS-Diで得られる高密度かつ再現性の高いDNAマーカーが目印になることで、品種改良の精度やスピードが向上します。
事例紹介
GRAS-Di技術を用いたイネの解析事例
「コシヒカリ」を共通親とし、片親が「山田錦」など4品種との交雑集団においてGRAS-Di技術で高密度な連鎖地図が構築されました。
（新潟大学ニュースリリース）
GRAS-Di解析の受託解析
GRAS-Di技術はDNAを解析する受託解析会社・機関にてご利用頂けます。